SOってどう思います?【#1_スタートアップで働くひとのための”スタートアップニュース”】
このニュースレターでは、スタートアップで働くひとのためのニュースを5分間でキャッチアップできることを目的に配信していきます。
今回は3つのトピックを紹介。イントロダクションのみ「ですます」調にしています。
- イントロダクション
- SOってどう思います?
- クラウド会計ソフトの行方は?freeeと楽天銀行の仲違い

https://undraw.co/illustrations
topic1 イントロダクション
今回は初回のメルマガ配信です!なので軽くイントロダクションをできればいいなと思います。
まずは自己紹介から。
はまださんは、「プライバシー保護とデータ活用の両立」を目指す名古屋大学発スタートアップ株式会社Acompanyの広報兼雑務係をしているひとです。2年半、日刊工業新聞という産業総合誌で記者をしており、大学研究やエレクトロニクス、建築建材、医療や繊維、そしてスタートアップなど幅広い産業を取材してきました。
記者として日々、いろいろな人に出会い、いろいろな会社と接していく中で広報の仕事に興味を持ち、もと取材先でもあった当時社員数3人(インターンはたくさんいた)のスタートアップへ10月就職。今に至ります。
今回、このメルマガを立ち上げた経緯はたったひとつです。 それは、スタートアップのニュースといえば「資金調達」となっていること。これは、前職で記者をしていた時でも、今FastGrowで『週刊Startup通信』を担当していてもよく思うことです。
他にもニュースが絶対あるはずなのに、なぜ隠れてしまっているのか。そもそもこのリリースは他の見方ができるのではないか。そんな思いからこのメルマガを立ち上げました。
topic2 SOってどう思います?
SmartHRの創業者の宮田昇始氏は24日、Nstockを設立した。宮田氏は自身のブログにて、ミッション「株式報酬の常識を覆し、国内スタートアップを次のステージへ」を発表。SOをはじめとしたストックオプションをテーマにFintech系の事業を目指すという。

・株式報酬に特化したSaaSを開発
・事業を Fintech に発展させる
・ストックオプションの非合理を解消する
・エンジニアさん募集中
株式報酬の常識を変え、国内スタートアップを変えるぞ〜!
今回も最後に日本語ラップコーナーあります。
blog.shojimiyata.com/entry/lost_to_… Nstock 株式会社を設立しました - 宮田昇始のブログ SmartHR 取締役ファウンダーの宮田です。 本日 1月24日に、Nstock 株式会社を設立しました。先日の社長退任 blog.shojimiyata.com
SOは初期にいた社員が多く持つ傾向にある。しかしスタートアップで働く人材の多くは長く、同じ会社に勤めない。その時に問題となるのがこのSOだ。
SOとは「役員や従業員が自社株を会社が定めた金額で購入できる権利」。スタートアップの福利厚生にありがちで、インセンティブ制度のひとつとして挙げられることが多い。しかし、このSOを持っていることでのメリットを把握している人はいるのだろうか。
宮田氏はこのSOの課題について「ペーパーワークが大変」「SOの価値が社員に伝わっていない」「行使する時のお金」そして「そもそもの設計の問題」を挙げる。
現にそうなのだろう。多くの社員にとってはSOの価値がわからないは事実だ。これがうまく解決するサービスが誕生するとなれば、利用したくて仕方がない。おそらく、未上場の株式売買のプラットフォーム提供になりそうなのだが、どうなのだろうか。
非上場の株売買といえば、日本クラウドキャピタルは2021年12月、未上場の企業の株式を個人投資家が自由に売買できるサービス「FUNDINNO MARKET」を開設。海外に目を向ければ、非上場株を自由に売買できる市場が目立つ。 ここまで書くと、上場ってなんだろうなという話になるが、これを書き始めると長くなるので今回は割愛したい。
topic3 クラウド会計ソフトの行方は?freeeと楽天銀行の仲違い
freeeは24日、楽天銀行とのAPI連携を契約満了で終了すると発表した。このニュースは即座に日経に取り上げられた。日経によれば、「両者(freeeと楽天銀行の間)で再契約できなかったのが実態のようだ」という。

ご不便をおかけ致しますが詳しくは下記をご参照ください。
corp.freee.co.jp/news/api_rakut… freee会計と楽天銀行のAPI連携契約満了に伴う 口座明細の自動取り込み停止のお知らせ | プレスリリース | corp.freee.co.jp ■マジ価値サマリー(このお知らせでお伝えしたいこと) ・楽天銀行の参照系APIを活用した法人・個人ビジネス・個人口座のA corp.freee.co.jp
この連携解消は、1,087の金融機関とのAPI連携でユーザーに還元していたfreeeにとって大きな打撃となったはずだ。freeeは、スタートアップを中心にクラウド会計ソフトとして絶大なシェアを誇っている。現に会社はfreeeで、銀行は楽天銀行というひとは多いはずだ。
クラウド会計ソフトは、弥生とマネーフォワード、そしてfreeeの3強だ。確定申告が近づくこの時期から、急にテレビCMやYouTubeで流れるADが、この3社で埋まるのを思い出してほしい。 この大事な時期にfreeeが楽天銀行とのAPI解消を発表せざるを得なかったのを見ると少し心が痛む。同時に、AmazonビジネスとのデータAPI連携を発表したが、みごとにかき消されてしまった。
また28日には、スルガ銀行や神奈川県医師信用組合とのAPI連携を発表。しかし、楽天銀行との解消はやはり大きい。
今回の報道は、freeeと同じ層のユーザーを抱えていたマネーフォワードにとっては朗報だったと推測できる。しかし、freeeも何かしらの策をとってくるだろう。今後のfreeeの施策に注目したい。
今回は2本のニューストピックと自己紹介をしました!
今後はニュース3本を目安に、スタートアップ内でのトレンドと、はまださん独自解説をしていければいいなと思います。
また、普段の気になるニュース発信はTwitterでもやっています。よろしければフォローお待ちしています!
今週もがんばりましょう💪
すでに登録済みの方は こちら